2011年4月23日土曜日

地震、その後、その2

大学を卒業しても働く気もなく花嫁修業にいそしんでいた私が(昔は家事手伝いと言った)、お茶汲みコピー取り電話番の数年を経て、偶然仕事をしだしてからは、ひまさえあれば仕事をしていたとも言うし、その他の用事がない限り仕事をして来た。英語もパソコンもできないのに、どさくさにまぎれて世界一のIT企業に入社して以降は、どこに転職しようとまさに寝る間食べる間惜しんで働いてきたと思う(飲んではいた)。それだけ仕事は楽しかったし、仕事以外に面白いことは(早朝で事足りる)ヨガくらいしかなくて、別にそれが悪いとは思っていない。よかったし、これからもたぶんそうする。

というわけでぎりぎり眠くてどうしようもなくなるまで仕事して、できるだけ早く起きてまた働くという生活を10年以上してきたわけだが、昨年の終わりくらいからから諸般の事情でゆっくり眠る気持ちよさを覚えてしまい、そうすると、お腹がすいたり、夜眠くなったり、ちょっと休みたいという感覚になったりするようになってしまった。仕事の絶対量は確実に減ってしまった。PC と電話と一緒に寝て、音が鳴れば起きて時間に関わらず本社に返すようにしていたメールは朝起きてからで、ま、いっかとか、接待ご飯以外はメールと電話と一緒にご飯食べていたりしたのも、気分的にできなくなった(人に言わせるとまだやっているらしいが)。

これに追い打ちをかけたのが地震。家の構造のせいとモノの多さで悲惨なことになってしまったが、半分は美しく片付けてもらったのを機に、なんだか時間さえあれば(仕事ではなく)掃除をする人になってしまった(いつまで続くかわからんが)。洋服、雑誌、CD、調味料、化粧品、使いかけて使ってないものをどんどん処分して、掃除機をかける。片付けなくてはいけないのは部屋じゃなくて、たまっているメールのはずだが、いらないTシャツやタオルをどんどんぞうきんにして拭き掃除。一段落したときの満足感。最高に気持ちいいけど、罪悪感、そして嫌な気持ち。。。

認めたくないが、掃除好きなのは母の血だ。むしろ潔癖性気味の母は日々完璧に掃除をして、実家は本当にチリひとつ落ちていない。ナントカっていう当時何万もする掃除機が自慢だった。子供のころはヒトの家はきれいなものだと思っていて、友達の家に行くと散らかっててびっくりしたし。実家で洗面所に髪の毛を1本落としていただけで、モノ盗んだくらいの勢いで罵倒されたし、部屋を片付けないで出かけると、帰ってきたら落ちていたものは全部捨てられてたなんてことがよくあった。潔癖性が遺伝しかけて、動物は汚いからと言って動物園の遠足には行かなかったし(30過ぎてナナコを飼うまで、動物に触ったことなかった)、靴の裏が汚れるのがいやで公衆便所なんて絶対に入れなかった。70近いというのに、一度急な出張のときにナナコを預かってくれるところがなくて、ナナコの散歩とご飯だけ母に頼んだら、ダスキンが入ったのかと錯覚するくらい床がピカピカになっていた。

お互いもう一緒に住みたくないと言っているくらい母と対局にテキトーな父の血と、年とともに社会に教育される部分のほうが比重が高くなったせいで、私は潔癖性になることなく、犬を飼い、犬の毛が舞い散ってても掃除機かけなくても平気で、忙しいとかもったいないとか理由をつけるのがどんどんうまくなりながら野放図にモノを買って、モノにも埋もれて生活してきた。母との窮屈な暮らしから逃れたくて始めた一人暮らし。働き続けて勝ち取った快適さと自由。テキトーであることの気楽さ。

しかし、夢中になってお風呂のタイルの目地を磨いている自分は、母の姿そのものだ。色んな理由で未だにどうしても好きになれないのに、やることや言うことがときどき同じで、ここ数年は顔もどんどん似てきて、自分の写真を見ると本当にうんざりする。

掃除フェチ。地震後のショックの一時的なものだといいのですが。
色々なことを気づかせる自然の猛威。

もうすぐ5月。


2011年4月22日金曜日

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