2011年7月26日火曜日

お茶とお菓子でひと息。



子供のころは食が細くて、ご飯を食べなくなるからという理由で我が家にはおやつという習慣がなく、コーヒーや紅茶は朝ご飯のときに飲むもので、日本茶は夕ご飯のあとに飲むものだった。大人になってコーヒーをがぶがぶと飲むようになり、すっかりスターバックスに毒されているが、最近はコーヒー中毒もおさまり、ここ半年くらいは世界中のいろんなお茶を楽しむ機会に恵まれ、<なんだかほっとする>という気分を感じるようになれたのは、さらに大人になったようで得した気分だ。

コーヒーは徐々にテンションをあげたり、集中力を維持したりするのに最適。朝、コーヒーを飲みながら新聞を読むと働く気分が盛り上がってくるし、ずーっとアタマを使う必要があるとき思考持久力が切れる前に自然とコーヒーを補充している。自分で入れるとなお美味しい。入れているときの香りや動作が気分がいい。ここ10年くらいはケメックスを愛用している。コーヒーは銀座茜屋珈琲、京都のイノダコーヒー、軽井沢の丸山珈琲と日本の名店のブレンドが好き(どこまで行ってもブランド好き...呆)。新しいところで、先日杉山台工房のブレンドをお土産にいただいた。こちらはブレンダーのかたのお人柄か(知らないけど)、深くてもやさしい味。おいしくいただいている。ボスからもらった母国ニカラグアのコーヒーもパンチが効いていてお気に入り。夏向き。仕事のあいま向き。飲酒明けにも効く。

かたやあらゆるお茶は入れていただくのが美味しい。ティーバックで自分で入れたお茶なんぞ、お茶のせいでなく、気分が美味しくない。

今日は朝から最近取り組んでいる慣れない問題に、コーヒーで補充する間もなくアタマを使い続けて使う脳がなくなってきたところに、美味しく銘茶を入れていただき、地元の名店のくずもち(写真右)とともに休憩。あー、ほっとします。一瞬いろいろ忘れます。ありがとうございますー。

そういえばこのお茶、お土産にいただいた滅多に手に入らない中国のお茶で大事に飲んでいるのだが、ななこのお通夜 のときにお客様対応を手伝ってくれた、みなこさんやかおりさんがバカスカ入れているのを見て、あんなに悲しくてブーブー泣いていたくせに、あー、そのお茶、高いんだけど、と実は思っていた自分は、意外と冷静だったのかなと、や、ケチなのかな。。。途中でこっちのお茶も美味しいわよと、マンダリンのハーブティに変えたことは、秘密です。こっちはいつでも買えますからね(ホテルのスパで買えます)。

今日中に食べるべきくずもち(写真右)、でも、こっちは明日でも大丈夫だという蒸し羊羹(写真左)は、夏の終わりを告げるお菓子。

まだまだ暑いけど、まもなく7月も終わりです。

2011年7月1日金曜日

電通110周年


おそらく2年ぶりくらいに、師匠とその同僚に会ってコミュニケーション談義に花を咲かせた。突然メールをいただいたので、なにか用件があるのかと思っていたら、単に雑談がしたかったということだ。ありがたい。

電通にお勤めの師匠には、まだ20代の頃、出版社でニュース雑誌の広告営業をしていたときに出会って、メディアビジネス、とりわけ広告ビジネスのいろはを教えていただいた。そのニュース雑誌を担当する前は、(当時)飛ぶ鳥を落とす勢いの女性誌の担当だったし、その前は超メジャーな出版社でメジャーな雑誌やっていたから、広告営業の苦労はほとんどしてなかったわけで、それに気づいたのは、タイアップもしない、広告フォロー編集ページも作らない、部数もあんまり出てない、みたいなそのニュース誌を担当してからのことだ。女性誌担当のころはお菓子や見本誌を持って営業に行って一通りおしゃべりして帰ってくれば、手ぶらってことはなかったが、ニュース誌に出してくれそうなクライアントは、突然こんにちわ、ってわけにもいかず、こりゃ代理店さん頼みだなって早々に決めこんで、本当に毎日電通に通ってた。

師匠は当時の雑誌局で雑誌担当、通称”紙担" で、私が担当している雑誌のほかにも多数担当雑誌を抱えていて、当時一番広告料金が高いと言われていた神保町にある某社の女性誌も担当していた。私の物件はどう見てもプライオリティが低くて、普通に通ってもだめそうだったので、あらゆるニュース誌や新聞を研究して、<ほかに入っててウチに入ってない欲しいクライアントリスト>を作って持って行ってみた(文句リスト、と言われた)。リストにしてみると、版型がフォーカスやフライデーと同じだったので(って言うのも失礼だけど)、いわゆるコンプレックス産業の広告が多くて、そもそも雑誌としてかっこ良くないなと思った(と、言ったそうである)。師匠はまあ、じゃあ、この雑誌を読んでいるヒトはかっこいい、というイメージ戦略で行くべと、まずは表周りの広告から全部入れ替えることから始めることにした。

<俺、忙しいからね、自分で営業してね>と言われて、毎日社員みたいに雑誌局にまず行って、保険のおばさん並みに営業局を回っていた(当時の電通は聖路加タワーにあって、いまみたいにセキュリティが厳しくなかった)。なにかネタがあると、師匠に報告する。そうするとあとはよしなにまとめてくれる。夢のような大ネタも理屈の通し方から企画書のまとめかたまで教わりつつ、何本も実現させてくれた。広告の質がどんどんあがって、雑誌もどんどんきれいになった。ニュース誌だけどファッションや香水の広告も入るようになったり、ビル ゲイツ悪の帝国とか特集してたのに、マイクロソフトの広告も年間で入った。トラブルと<調整します>と言って、本当に調整されていた。いやー、電通さん、頼もしい、頭いい、すごい、といつも思っていた。

その後、師匠は営業局に移動、私も転職をして広告を出す側になったわけだけど、マイクロソフトを担当してくれた営業さん、通称、さいちゃんもやはり、頼もしい、頭いい、すごい、の3拍子で、さいちゃんが担当を外れるときは、マーケティングに関わっていたメンバーで盛大な送別会をやったほどだ(そのときに酔っぱらってフェンディのサンダルを片方なくしたことを今思い出した)。

そのふたりのおかげもあって、私は電通さんが大好きでなにかと頼りにしている。こんなことがしたい、というと形にしてくれる。今の会社の前のベンチャーのときも、電通と提携することに結構こだわっていた(最後まとまる前にテスラ行っちゃったけどさ)。

いま、景気が悪かったり、メディア事情が大きく変動していて、大手の広告代理店さんは立ち位置がちょっと難しくなってきているように見える。独立系のブティックやフリーランスが存在感を出してきているように見えて、大手は外に丸投げしてベルトコンベアーに乗せて運んでいるだけ、なんて言われたりもしているが、私はそれでいいんじゃないかと思っている。クリエイションはクリエイターがやればいいし、プランニングはプランナーがやればいい。社内でも外注でもどっちでもいい。才能があって信頼できるプロフェッショナルを間違いなくキャスティングし、共通認識を持たせて、スケジュールと予算と事故を管理して、発注側の思い込みやズレを調整してくれ、想定以上のものを納品まで仕切ってくれる。請求書に<管理費>っていう項目があるけど、それはその仕切りに対してのフィーだと思う。

ウチの会社も早く大儲けして、また師匠やさいちゃんと仕事できるよう頑張ろう。

今日は電通の創立記念日だったそうで、恒例のでんまんをいただきました。110年、すごいな。電通さん、これからも頼りにしています(当面ちょっとお金がありません)。