2011年9月6日火曜日

ガルガ直伝? 10分でできる伊式速攻料理


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バブル華やかなりし頃、イタリア料理は"イタめし" と言われ、おしゃれなデートや合コンといえばイタめしだったわけですが。。。バブル堪能組の私としたことが、某お寿司とか某和食の贅沢の記憶が鮮烈すぎて、某老舗のありがたみもわかないまま、イタリアン=ケチャップべったりナポリタンの認識のまま社会人に。(ちなみに最近品川に越された笹塚出身の旧友たちとお若い方の為に、ここでいうキャンティとはこちらで、こちらのことを言っとるわけではありません。念のため)。某誌の仕事でインタビューの会場として拝借した青山サバティーニで4500円のナポリタンをいただいて驚いたりしておりました。

転機は世の中的にはバブルは崩壊、出版バブルはまだ続いていた90年代半ば、歌舞伎のイタリア公演の3週間同行したときのこと。お国が誇る役者さんとそのご家族と一緒だったもので、初めてのファーストクラス、初めての超高級ホテル(バスタオル大きすぎて体に巻いて歩いて転んで激しく擦りむいた痕が微妙にまだ残っている)、どこに行くのも素敵なおクルマ、毎食地元や日本からのお金持ちたちと豪華ご飯、所詮サラリーマンの娘であるので慣れないことに疲れきって、雑誌1冊作らなきゃいけないから仕事は仕事で忙しく、楽しい思いでがひとつもないまま帰国。そのままイタリア嫌いに。イタリア料理にも大して興味がなく、まあ、大人ですからつきあいではいくけど、ベジタリアンになったこともあり、イタリア料理にお誘いいただくと、毎度イタリアンなんて久しぶりですーと毎度申し上げる日々でした。

そういえば旅行につきあいだしたばかりの人とイタリアに行って、1日でいやになって帰って来たこともあったなあ。。。若かった。

しかしさらなる転機が訪れました。結構年を取ってから別の出版社に転職したときに、研修という名目でしばしミラノオフィスに滞在していたときのこと、週末フィレンツエに遊びに行きまして、出会ってしまいました、GARGA。普通にガイドブックかなにかで見て行った程度だった気がします。こんなに有名なお店だとは知りませんでした。しーかーし。とにかくイメージしていたイタリア料理と違うではありませんんか。なんぼでも入るではありませんか。そして食事が楽しい。食べることがとても楽しかったのです。

ミラノオフィスのあとは、ミュンヘンオフィスに1週間、(当時の)ロンドンに戻って1週間という食糧難に陥った私は、あんなに嫌っていたイタリアがすばらしく美味しい、楽しいイタリアの思い出となり、よく聞き取れない英語のなかで2週間働き、帰国する頃にはひとりイタリアブーム状態に。何事も極端なもので、着るものもドルチェやプッチが好きになり(今に続いている)、シチリアのワインを愛し(今に続いている)、イタリアサッカーを観にわざわざ行ったり(多少飽きた)、イタリア映画も好きだし(今に続いている)、オペラも観たり(お金がなかなか続かない)などなど。そして外でも家でもイタリア料理、よく食べるようになりました。

そんな中、去年、この本が出ました。びっくりした。本出すような店だったけなと思ったのだけど、懐かしくて、嬉しかった。

料理はわりと本を探して買って制覇しようと努力します。買った本をまずは最初にGo throughして、明らかに作らないものと必ず作るものに分ける。どちらにも入らないものは作らずに分けきる。いまだと肉は作らないから、ベジタリアンの本でない限り半分以上は作れない。この本は、ここ1年でほぼ、作るぞと決めたメニューは全部作りました。肉とドルチェ以外、そしてどうしても手に入らない黒キャベツのパスタ以外。パスタはどうしてもあんまり上手にゆでられない。グは美味しいんだけどなー。しかし、タイトル通り、本当に簡単で美味しいものばかり。我が家でよくご飯を食べている諸君、イタリア料理ぽいものはたいていがここからですw

この本から最強に簡単でうまいレシピをひとつ。
いわしのマリネ --- 本ではイワシのアタマと内蔵を取り除き、、、とありますが、お刺身用を買って来て、塩をふってレモンをたっぷり絞って1−2時間つけておく。汁気をキッチンペーパーでおさえて、美味しいオリーブオイルをかけてできあがり。わはは。白ワインにぴったりです。

ちなみにこちらのシチリア料理本も全部おいしい。
先日友達と行った西麻布キャンティもおいしくて幸せでした。いつ行っても高いけどな。まあでもいっかと払うときは、長年働いててよかったと思う瞬間であります(軽くおっさん化)。

それでもお寿司が食べたい今宵。
もはや病気です。