2014年12月31日水曜日

まずは見ることから。


昨今なかなか大変な状況にある朝日新聞だが、さまざまな問題があるにせよ、まじめな記者さんはたくさん知っているし、なにが素晴らしいって書評欄はどの新聞よりも素晴らしいと思う。毎週日曜日は朝日新聞の書評見て、駅前の本屋に行くのはわりとお決まりの過ごし方だ。

年末の総評ということで、先日の日曜日は全書評委員20人が今年の3冊をあげていた。大好きな横尾忠則さんがこれまた素晴らしいことを書いてくださっており、忘れないようにメモしたい。

横尾さんは僕はウオーホル僕はダリ僕はポロックという3人の画家に関する本で、アマゾンによると"芸術家達の作品とその人生を、ユニークなイラストと読みやすい文章で紹介するシリーズ" だそうだ。本の紹介の序文を著作権ムシしてコピペ。すみません。

職業柄、活字本より画集を眺める時間が圧倒的に多い。見ない日はない。絵を見ることは描くことの一部である。眺める対象を頭の中でなぞる。そんな行為がすでに創造である。同時にぼくは頭の中から思考を排除していることに気づく。つまり言葉から解放された状態である。この時間こそ至福といえよう。絵を描く時と同一の体験だ。


ぼんやり前からそう思ってたんだけど、昔の人のいうところの手取り足取り教えなくても仕事は見て盗めという職人さんの師弟関係みたいなこと勘弁してくれよ、と思いがちなんだけど、そういう苦労人的捉え方でなく、横尾さんのいうところの言葉から解放されたり思考を排除するその時間が至福、というアーティスト的な捉え方で、普通に働いているひとも、人の仕事を見るってことは楽しんだ、それを頭のなかでなぞることが肝心で、それも仕事の一部なんだと思うとよいのだ。


働き方ノウハウ本を読んだり(読まないけど)、働き方講演に行かなくても(行かないけど)、人の仕事を見る、人の話を聞く。基本といえば基本だ。

来年もよく働こう。

2014年12月27日土曜日

がんばれ、ペヤング。


ペヤング党の友人ができて、ペヤングという言葉をよく聞くようになっていた。しかし、これまでまったく縁がなく、その党員からどれだけ素晴らしいか聞いたところで、あのなんともいえないインスタント感というかカラダに悪そうな感じから、こころに響くことはなかった。

ゴキブリ混入のニュースを遅ればせながら知って、その党員はさぞ落ち込んでいるだろうとからかうと、「あと一箱あって、開けてみようか返品しようか迷い中」と言うので、もしふたを開けたところでゴキブリがいたことを想像してみた。あとになってそれはゴキブリの一部が混入していた、ということで、ゴキブリがまるごと入っていたわけではないらしいということを知ったのだけど、そのときのアタマの中は乾麺の上に鎮座するゴキブリの図だ。

ネットに出回る情報を調べて適当に整理する限り、世界最大のゴキブリは体長10センチ、羽根を広げると20センチ、日本最大のゴキブリ種は沖縄にいて、最大5センチ程度。ゴキブリは日本ではもともと食器の上にも登場するということから、御器噛(ごきかぶり)と言われていたが、製薬会社の"ごきかぶり" キャンペーンの宣材に、「ゴキブリ」とミスプリントしてしまいそのまま使ったことから近年ゴキブリと呼ばれている。ゴキブリは全部が汚いわけではなく、きれいなところのゴキブリはきれいで、汚いところに生息するゴキブリが汚いだけである。水分がとにかく必要で、水分があれば90日生きられるが、水分なしだと40日が限度。(注:これらの情報はネットに出回っているものをつまんだだけなので、すべて正確とは限らず、責任はもちません)

つまり、仮にパッケージのなかで乾麺を食べ尽したところで、5センチ程度にしかならず、製造年月日から40日以上経っていれば、すくなくとも飛び出す絵本みたいなことはない、ということだ。

ペヤングからゴキブリについて詳しくなってかつおしゃべりが一通り盛り上がり、軽く満足していると、消えたペヤング 虫1匹に払う数十億円の代償 という記事が日経のオンラインに出ている。ペヤングはまるか食品という群馬の会社で、この記事は地元前橋支局の支局長さんの署名記事。地元ならではの具体的かつ背景などもよくわかる記事になっている。日経もこういう素晴らしい記事をケチケチしないで一般公開すればよいと思うのだけど、残念ながら有料会員限定だそうで、見出しだけコピペさせていただくと、

カップ焼きそば「ペヤングソースやきそば」が全国から一斉に姿を消した。原因は商品混入を指摘された1匹の虫。製造する「まるか食品」は全商品を自主回収し、生産を全面停止。数十億円かけて設備の刷新も検討しており、周囲から「そこまでやるのか」と驚きの声も漏れる。年間売上高約80億円の中堅企業にとって負担は重い。まるか食品はなぜ、これほどの「代償」を払うことにしたのか。そして耐えられるのか。

結論としては、耐えられるというのが大方の見方らしい。記事で読む限り、このまるか食品ってなかなかすごい会社だ。

小売り価格170円前後のペヤングだけで年商80億。いくらで卸しているか知らないので単純に小売価格で計算すると年間4700万個以上。ほぼカップ焼きそばだけで4700万個。しつこいけど、ほぼカップ焼きそばだけでだ。ペヤングとは若い(ヤング)ペア が一緒に食べられるようにということで命名されたそうで、すごい考えたわけでもなさそうだけど、覚えやすくてセンスがよかった、ということになる。インスタントラーメンのたぐいは粉末のソースが多いそうだが、ペヤングは面になじみやすいようにといち早く液体のソースを導入。なかなかイノベーティブではないですか。

で、すみません、またコピペ。

利益率(純利益ベース)は約12%と日清食品、東洋水産の即席麺二大メーカーのはるか上を行く高収益体質。販売会社のまるか商事をあわせた連結ベースではさらに利益率が高いともいわれる。赤堀工場内に容器メーカーの製造拠点を誘致して容器の在庫を減らし、運送費を抑えるなど効率経営にも熱心。数字を見る限りでは丸橋の経営手腕は確かなようだ。

実質無借金経営で財務体質は強いとのことで、今回の工場の刷新や商品回収で、どうこうということではないらしい。まるか食品、まったく知らなかったけど、なかなかすごい会社だった。製品が強く、強い商品にフォーカスして、コアなファンをがっちりつかみ、堅実に利益をあげている。

しかし。
こうなると、ペヤング一度は食べてみたかった。いや、絶対に食べたい。今回の刷新で味や操作性が変わってしまう前に、オリジナルのペヤングって食べてみたい。いくつかスーパーを回ってみたけど当然在庫はなく、地方の友人などにも探してもらったけど入手できず、ヤフオクにアクセスしても入札すらもうできず。

ペヤング党の党員がペヤングを勧めてくれているときに素直に一度くらい食べておくべきだった。何度もそういうチャンスはあった。後悔しても二度と刷新前のペヤングは食べられない。。。

お? いや、食べられる。
この感動的な日経の記事を、コピペしてペヤング党員に送る。まるか食品いい会社だよね、ペヤング人気だったんだね、と気分を盛り上げたところで、

「最後の一箱、ぜひください」

ペヤング党のベテランはベテランらしい余裕で、OK。
さすが。嬉しい。ペヤングデビュー、新しいペヤングが出てきたときに、比較しながら食べよう。

まるか食品さん、がんばってください。
応援しています。

2014年12月23日火曜日

ごみ問題からの。


人間、問題が起こると工夫というものをするものです。

1フロア1世帯という集合建物に住んでいるのですが、結局住居で借りているのが我が家のみ。ゴミの視点でいうと、他の方は事業ゴミで我が家だけが一般ゴミです。契約のときに、ビル全体で契約しているゴミ回収業者さんと契約するように勧められます。ゴミ置き場に置いておけば、3万円でゴミ出し放題、曜日関係なく持って行ってくれます、というものです。

自他ともに認める効率命の私。しかし、ゴミに3万円。。。毎月お寿司2回、イケメンにごちそうしたとしても1回に3万円ならまだしも、ゴミに3万。。。と思い断ったものの、住居用誰も使わないので、どさくさにまぎれてゴミはゴミ置き場に毎朝移動、決められた曜日ごとに自分で出す、という普通の区民として生きてきました。

ところが。
回収業者と契約しなくても、来年からゴミ置き場使うなら1万円追加で払ってください、という話がきました。本意としては住居用はどうせウチしか使わないので、ゴミ置き場も事業者用にしたいみたいでした。フクヤマのチケット1万円ならいいけどねー、しかも毎月1万、年12万、ゴミに払う。。。ナシでしょ。

ということは、数日とはいえ、一定期間ゴミを家の中に置いておくことを意味します。ハナのことを考えても、美観としてもよろしくない、つまり、ゴミをなんとか減らすか、12万払うかです。

まず、キッチンにある大きなゴミ箱は、ベランダに移動。寝る前に燃えるゴミ系はベランダのゴミ箱に移動。キッチンがすっきりしてなんだかいい感じ。問題は新聞です。中学入学以来、新聞は2紙以上読むべしという家訓のもと、ここ10年は職業柄全国紙+産業紙すべて配達してもらっており、大量の新聞を捨てるのが毎週月曜日の一大行事となっています。デジタル化されても、やはり新聞は新聞で、新聞で読まないと職業柄新聞記事を読んだことにはならないのです。

時を同じくして、かなり贅沢とは言えますが、長年の夢であった近所のホテルのスパのメンバーになりました。実家にも近く、昨今プールに行くことだけが楽しみの母も、私にチャージされるとはいえ、いつでも自由に使えるようにしました。母の機嫌がよいこと非常に重要です。運動に必要なもの、入浴に必要なものはすべてそろっており、完全に手ぶらで行けます。そして素晴らしいことに、新聞が全紙置いてあり、雑誌もそこそこ読みたいものがそろっています。更衣室のリビングには朝ご飯に十分なドライフルーツや飲み物がそろっています。

もうこれで決意です。新聞、全部やめました。朝、泳いでお風呂入って、新聞読みたいだけ読んでさっと朝ご飯食べて出勤です。夜も帰りに銭湯代わりにお風呂に立ち寄れます。駐車場はメンバーはタダ同然で(1回につき4時間半まで無料)、家でお風呂はほとんど入らなくなり、バスタオルの洗濯とお風呂掃除からほぼ解放され、朝ご飯のための炭水化物の買い物や料理もしなくなり、ゴミ問題もゴミの量そのものでむしろ大きく改善。生活が快適になって本当にうれしい。

プールの年会費は20万つまり1ヶ月2万弱で他のスポーツクラブより多少高いですが、ついでに思い立ったように細かくムダにメンバーになっていたあらゆる会費も見直し、毎月の新聞代とあわせ、月々5万くらいの節約に加え、ゴミに関わる毎月の4万円の発生も削除。電気自動車に乗って毎月かかりがちなガソリン代4万円も軽減。なんだか節約上手なマダムの気分。

あとはアマゾンの段ボールと電気代が解決すればこれ以上の幸せはありません。

2014年5月27日火曜日

5月27日


3年という月日は短いようで長いもので、この3年のあいだに少しずつ自分の置かれている環境が変わっていることに気づきます。会社は変わっていないけれど、ハナコを知っていてななこを知らない同僚のほうが圧倒的に多くなりました。友達もあまり増えたり減ったりしているような気もしませんが、3年前に親しかった人々とまったく交流がなくなったり、逆に3年前は知らなかった人たちと出会ったり、どこに連れて行っても賢くふるまってくれたななこと違って、目が不自由なハナをどこにでも連れて行くというわけにもいかず、行動範囲や生活も微妙に変化しています。

毎日は少しずつ整理されて気持ちが良く、楽しく充実していて、年々よい方向に変化、つまり進化していると実感しています。しかし、この1年もななこを送り出してあげることができず、今日1日もひとり実にメソメソと過ごしてしまいました。


運良くきれいなバラを見つけて飾りました。
美しく凛々しかったななこと逞しいハナにふさわしい飼い主であるように、精進します。

2014年4月17日木曜日

オトナのディズニーランド


久しぶりに美味しいお寿司を食べようということで、寿司屋に電話をしたら、早い時間はカウンターが空かないというので、時間潰しに夜のディズニーラーンドへ。夜8時に汐留を出発、首都高乗って、レインボーブリッジを渡って、8時半にはディズニーランド入場。10時まで1時間半遊んで10時半には寿司屋へGO! の予定。

何を隠そう、子供の頃に一度行ったきり。出張だか短期赴任だかで、アメリカのディズニーランドに行った父は、大きなミッキーマウスのぬいぐるみを買って帰ってきて、おそらく娘にいち早く同じ体験をさせたいと思ったのだろう。東京ディズニーランドがオープンしてすぐに、どこかにどうかして、チケットを調達してきて家族で行ったものの。。。

覚えていることは、異常に熱くて、すごい並んで、迷子になり、すごい疲れて、しかもクルマのなかでムチャクチャ怒られながら帰った、ということだけ。元々ファンタジックなものに興味がないので、その後、行くこともなく、月日は流れる。

月日はさらに流れ、友人たちの子供が適当な年になって、子供と一緒にディズニーランドに行きだし、フェースブックなどでもよく写真を見かけるようになった。やー、ご苦労なこった。京葉線かクルマか知らないけど、いずれにしても激混み、駐車場入れるのも大変でしょう、しかも、子供抱えて、人ごみの中。でも大人も楽しいのよー。あの空間に入るだけで非日常よー、彼氏とのデートにも最高よー、なとと勧められても、で、そのファミリーで混雑しているところ、場違いでしょ、私。ファミリーの混雑に慣れていない、ファンタジーなものに興味がない、とにかく並べない。

で、最近、ディズニーランドとか興味ないんですか? とストレートに聞かれることがありました。ありません。again, ファミリーの混雑に慣れていない、ファンタジーなものに興味がない、とにかく並べない。でも、友達のびんちゃんが、アツコさん、私最近ディズニーランド行ったんですけど、xxxxxxxxxxxxx 写真を色々見せながらしゃべるしゃべるしゃべる。で、私、ディズニーランド、興味ないのよ、キャラ違いでしょー、とばっさり会話を区切ると、コンシェルジュ魂に火がついたようで、写真に解説付きで絶対行った方がいいです、遊びに行くのがめんどくさいならカスタマーサービスの勉強だと思って行ってください、とすごいススメっぷりなのだ。

最近の私はわかっていました。何が怖いって、ディズニーランドに行って、本当に興味が持てなかったときの自分の態度です。そんなみんなが幸せ一杯キラキラしたところで、一人、本当につまんなそうな顔をしてしまうかもしれない私、並びきれなくて逆走して帰ろうとするかもしれない私、ずーっと仕事のメールをしてしまうかもしれない私。そんなの誰と行こうと100年の恋じゃなくたって冷めるというもの。興味がないと言って行かない方が無難というもの。

ところが。
その日は朝からアタマはお寿司で設計されているのに、寿司屋に電話したら遅い時間でないと空いていないというし、そこから他の寿司屋に電話するヒマがなく、他を手配する余裕もなく待ち合わせの時間。せっかくクルマだし、どっか行くか、ということで、なぞに思い立ったディズニーランド。夜やってるって言ってたよな。時間も時間だから空いてるはず。

自分勝手、思い立った時点で聞くよね、とご指摘を受けましたが、もう思いついちゃったからクルマでブーン。なんで突然気が向いたか往路で色々聞かれてそれなりに理由を話しましたが、実はかなり後付け。道路も空いてるし、夜景きれいだし、いいじゃないですか。駐車場2000円は置いといて、ナイトパス買って、ガイドを受けながらビッグサンダーマウンテンとやらに直行。もちろん、私は、NO information なので、おすすめに従うというその行為自体も私としては新しい。そしてジャーン、シンデレラ城がきれい(とか、こっ恥ずかしくて言いたくないけど、それにも勝りきれい)。あー、なんか、小っ恥ずかしいけど、テンションあがってきた。あんまり人に見られたくないけど、なんか顔が嬉しそうになっている。いろんなものがきれいで珍しくてキョロキョロしまう。

途中でチュロスというドーナツが長くなったのを食べました。小腹にGood. これも初めて。チュロスやポップコーンはエリアによって味が違うらしい。


しかーし。のっけから、ナントカマウンテン、並んでいる。30分待ちと書いてある。持ち時間全体で1時間半なのに一気に顔が曇る私。大丈夫、ここに書いてあるのより早く入れるから。ホントに10分くらいで乗れて、しかも1番前!(はしゃぐな、自分、と言い聞かせる)。スピードは日頃のなにかで慣れているので、まったく怖くない、楽しい。単純にアガる。ボキャブラリーがわかない楽しさだ。

そのあとスプラッシュマウンテン、つーのに乗りました。あー、また並んでいる。さっきも5分くらいで乗れたから大丈夫(さすがに5分じゃなかったけど、と思ったけど突っ込まず。なぜかいい人になってしまっていた私)川下りみたいに水の中を移動、いくつか急降下がありつつ、動物さんたちのおしゃべりやらを聞きつつ、最後にドーンと落ちて、トリートメント入れたばかりの髪の毛とか、一応している化粧とか、買ったばっかりのドルガバの白いシャツとかに、バッシャーンと容赦なく水をかぶった瞬間、なにかが弾けました。もう1回乗りたい!

でも時間がなくて、最後はメリーゴーランドに乗って仕上げ。おまけでワールドバザールで帽子を試着。2500円、高い、と言ってくれる人と一緒でよかった。みんなあの帽子買った後どうするんだろう。。。

斯くして私のディズニーランドコンプレックスは晴れたのでした。
週末の朝から並んでというのはさすがにちょっと大変だけど、仕事が終わって、30分後に3200円で数時間別世界へ。
とってもおすすめです。



2014年4月13日日曜日

旅の収穫


出張先で食べた生ハムが激しく美味しくて、帰国してからもひとり生ハムブーム。ホントにベジタリアンかよって感じですが、産地や熟成度によって大きく味や食感が違うのは、食材の奥深さを感じます(ホントかよ)。

ご飯作るから食べにおいでよ、っと誘って食堂並みにさくっと来てくれる友達が近所にいるのはありがたいことです。一人でやるとバブルなおばさんですが、みんな集まればお料理上手なステキなお姉さんです。

お料理上手と言ったところで、なにか特別に作っちゃいません。

産地別に4種類の生ハム、真ん中は牡蠣のオリーブオイル漬け。

人参は切ってあるのを買って、白ワインやクミンシードで味付け。

ツナ缶開けてトマトのサラダ。

キャベツは蒸して、塩ケッパーと混ぜ、オリーブオイルをふんだんにかけます。

今が旬のアスパラは魚焼き器で焼いてマヨネーズでかぶりつき。

ブイヤーベースはシーフード類をトマトで煮込むだけ。
今回は前回の残りを温め直してバケットで食べました。
さらに残りは大きな具を引き上げてミキサーにかけ冷凍。
次回はパスタソースで。

赤のスパークリングは物珍しさで。

ハナも参加。

出張も悪くないもんです。
これからもあちこちを旅して、文句言わず出張して、美味しいものを見つけてきたいと思います。

2014年4月8日火曜日

春のサンタさん



二子玉に行ったら緑のサンタさんがいて、二子玉ファミリーと写真を撮ってコーヒーの試飲ができる、というイベントをやっていました。試飲イベントというよりは、オチとして、クリスマスだけじゃなくて、普段から感謝を贈りましょう、という気分を醸成するのがサンタさんのロール。題して「春のサンタさん」。♪こーひーぎふとはえいじーえふ♪のサウンドロゴがワタシ的には強烈なAGFのイベントです。

思えば、日本は、というか、私は贈り物文化に囲まれて育ちました。
子供の頃は、6月の中旬になるとおそうめんと水ようかんが台所に積み重なっていて、お歳暮の時期にはハムとかカニ缶、ヨックモックやコーヒーが大量に届いていました。父の仕事の部署に、お中元やお歳暮の量と質は左右されていて、いいときはいいけど、イマイチのときは、xxx さんのお宅からは届かなくなったわねー、とか、おじいちゃんがxxx の常務のときは、お歳暮で松茸ばっかり届いて、もうママ、松茸は食べあきちゃったわ、といらんことを母が言って空気が悪くなるということがときどきありました。

しかし、頂き物を食べるときに、これは、どちらのどなたからいただいたのよ、的な会話が食卓に必ずのぼり、この前、xxx 会でお会いしたときにちょっとおやせになってたけど大丈夫かしらね、とか、なにかしら頂き物を通して、だれかについて話すという行為が発生します。さらに母にはお礼状書きという仕事があり、毎年同じじゃ能がないということで、結構悩ましい作業だったようであります。

いただくほうもさることながら、連休があけると、お中元買いに行くからとデパートに行くのが普通で、中学生くらいになると、アナタも伝票、書いてちょうだい、となって、あれ、去年はxxxさんのところにノリ贈ってたのに、今年はカニ缶なんだな、とか、微妙な空気を感じとっていました。

これが社会人になるとさらにすごいことになり、5月と10月になると大量の広告主と代理店さんの名簿のご自宅の住所リスト作りが若者の毎年の仕事で、数がハンパないので、担当デパートの外商さんは、普段からそれはもうお豆腐一丁でも電話一本で持ってくるような雰囲気でした。お中元お歳暮のほかにも、お年賀とか創立記念日とか、お世話になった方になにかしら贈り物をする機会が一年に何度もあって、そのたびになんらかのコミュニケーションが発生していました。

季節モノでなくても、どこかを訪ねるときは自社本かお土産を持って行きます。バイト嬢アツコは準備担当です。新刊で話題になっているものとか、相手のかたが好きそうなものをセンスよく組み合わせる。お好みによってはお遣いに行きます。銀座の空やのもなか、青木のちらし、麹町ローザのシュークリーム、おなじく一元屋のきんつば、原宿瑞穂のまめ大福あたりが鉄板。なにかよさそうなものをと任されるときのノウハウは、オツボネさまから教わる訳です。会社に贈るときは小分けになったものを、とか、お相手が男性でも奥さんとOLさんが喜ぶものを、とか、欲しい(食べたい)けど、自分ではちょっと贅沢で買うのを迷うを、とか。

最近は、コンプライアンスという名の経費削減で、日本企業でさえお中元お歳暮をやらないと聞きますし、ここ10年以上外資に勤めているのでもう自分もやらなくなってしまいました。お中元お歳暮をしないので、イコール、季節の贈り物のようなものにはすっかり鈍感になり、誕生日もフェースブックでおめでとう、と書くだけ、とか、デジタルでスタバやアマゾンのカードプレゼント、とか、出張も時間設定がカツカツでお土産買う余裕もないとか、人が何が好きかとかどんな風に喜んでもらおうかとか考える機会が本当に減ったなような気がします。

若いときはやりたくてもお金と知恵がなかった。今は多少余裕があるわけだから、時間やお金をもっと人に喜んでもらうことに使って、さらによい大人になりたいと思います。

2014年3月13日木曜日

海外に出て活躍することが、本当に日本人がグローバルに活躍するということなのだろうか? その2

(個人のたわごとで勤務先を代表するものではありません)

長年の仲のよい友人なんだけど、普段は言っていることが難しくてわからないか屁理屈が多くてややこしいかのNoriが、多少口を挟めそうなブログを書いているのを見つけたので、勝手にその2を書いてみる。

ヤフーのCEOのマリッサ メイヤーさんは、前職グーグルのVPだった頃から若手を連れて世界旅行(研修)に出かけている。グローバルのビジネスをするには世界中を実際に見なくてはだめだと思う、と言っている。 この理屈で言うと、グローバルで活躍する練習として、海外で働くことはよいことだ。グローバルで活躍する=海外で働くことではないし、海外で働くこと=グローバルで活躍していることではないけれど、少なくとも海外で働くことは、いずれ日本で働くことになったとしても、グローバルで活躍することに役に立つと思う。日本に来たこともない本社の人が日本についてあれこれ勝手に決めるとトンチンカンなことになるのは外資で働いていればよくある話なのだけど、行ったり住んだりしたことがある国のことは、行ったことない人よりもよく理解ができて活躍の場も広がると思う。

以前はアメリカに次ぐGDPを誇り、かつ難しくて成功すればリスペクトされたこの日本というマーケットも、すでにそのポジションにあるのか、個人的には疑問を持っている。日本市場参入の難しさ、既得権益の頑固さ、縦割り行政のアホさ、人口は減るばかりなどから、日本は特殊な市場だから成功すれば評価されると思っていたのは今は昔、技術大国ニッポンと言っているのは日本とどこ? 日本人は働き者、と思っているのは日本人とだれ? 日本で成功したことが評価されて他の国も任される例って最近ある?

そんなに特殊特殊言うんだったら、めんどくさいからもういいや、そのあいだに他の国2−3やるから。スピード勝負の時代はそんなものではないかと思う。ムリ目のオトコが魅力的なのも若いときだけ。大人は忙しい。面倒なオトコは面倒でしかない。

珍しくNori に賛成する1行は、海外のカンファレンスにどれだけ出席して勉強しても、グローバルで活躍する足がかりにはならないかも。でも、いいプレゼンの空気を吸って、あとでビデオ見ながら練習するとかは、よいツールになると思います。私も大ボスのインタビューやスピーチは空で話せるようになるように何度も見て練習します(意味はよくわからないことがほとんどですけど)。

日本に住みながら、他国の仕事もやらせてもらう機会に恵まれている私が、僭越ながら多少経験をシェアするとすると、

1: 日本は特殊だ、大変だ、と言わない。日本人だから当然軽々とできて、問題ない、お任せください、と言う態度で働く。
2: 日本以外の国の仕事はその国で働く人の意見を尊重する。例えば私の広報の仕事であれば、どんな媒体にどんな風に出たいかとその理由を聞く。話にならないほどダメなもの以外は基本的にやる。
3: その国のことは積極的に現場で教わる。これはなんて言うの?これは何? と平気で聞く。その場で口に出して言えるようにしたり覚えたりする。いくつになっても平気でやる。
4: エライ、スゴイ、と思われるより、愛される。頼りにされる。年を取れば取るほど、年次があがればあがるほどそのように。

ビル ゲイツやイーロン マスクのように世界を変えたい人は、他の資料を参考にしてください。

2014年2月22日土曜日

それぞれの働く道。


バブル全盛期、だれでも一流企業に就職できると言われた時代に、大学を卒業して家事手伝いに毛が生えた程度の私が、運良く老舗かつ一流の出版社のバイト嬢にスカウトされたことに始まり、勢いと運で20年以上働いているわけだけど、どんなになにがうまくいってもいかなくても、独立するとか起業するとかいう根性はもちろん、発想すらないまま今日に至っている。

考えただけでもめんどくさい。
大きな会社に勤めていれば、鉛筆や紙は会社にあるもので、ステキ外資に行けば食べ物も飲み物もタダだし、社会人としてやらなきゃいけない面倒な手続き、保険とか税金とか全部総務のお姉さんがやってくれる。どんな小さな会社だとしても、雇われている間は給料はもらえるものであって、払うものではない。しかし、個人事業主も含め経営する側になれば、給料をもらえるかより払えるかの心配をしなくてはいけない。役所との手続きとか銀行や投資家とのやりとりとか、そんなことやるくらいなら会社で多少のことを我慢する方がよほどラクな気がする。

グーグル時代の同僚だった佐々木大輔さん(以下、だいちゃん。写真左下)が、去年、freeeという会社(CFOという社名で起業したけどfreeeというプロダクト名が先行して広がったので後日さっくり変更)を起業して、個人事業主や中小企業の方々の、そういうお金の面倒をソフトウエアで解決しますってサービスをやっている。しかもクラウドです。オンラインです。つまり初期投資ほぼゼロです。アタマが緻密で面倒なことと効率の悪いことが嫌いだけど親切なだいちゃんのパーソナリティを反映して、プロダクトも面倒くさくなく作業効率のいいことが前提となっているようです。しかも知らない間にGood Design Award2013をもらっとる!

しかしなにが素晴らしいってだいちゃんの起業っぷりだ。二人で始めて、社員番号1番は元無職31歳経験なし根性あり(写真左上)、グーグルで7年選手のUXデザイナーを誘拐する(写真左中)など要所は業界のベテランを配置して、面白い新卒とかインターンを採用して馬力をあげている。広報もどこかいい代理店を紹介してほしいというので、経験はなくてもよいからアタマのいい若い子を社員で採用したほうがよいとアドバイスしたら、元インターンをコンバート(写真右。私によりトレーニング済み)。わずか1年半で従業員総勢30人に増員(2014年2月時点)。小さいマンションで始めたオフィスも当然引っ越し。応援してくれる人や一緒に働いてくれるひとを増やしながら、すごい勢いで進化しつつ、家賃払って税金払って30人の給料払うってすごいな、ホント。

freeeの後に起業した社長(写真中)も参加して、だいちゃんたちからfreee起業後のあれこれを聞きつつ、プロダクトへの熱意など聞きつつ、深酒。それでもまったく起業独立に興味が持てない私。プレッシャーのキツイ社長の下でマゾに働く方がラクだと思ってしまう私。私は給料払う側でなくもらう側の道を究めよう。成果を出して給料をたくさんもらおう。

そしてできるだけ長く私的贅沢な生活ができますように(もはや自力)。

2014年1月10日金曜日

ビスコ


最近、私は自分の幼児性についてはっきりと認識できる出来事が何度かあり、人に迷惑をかけたり自分でもちょっと持て余している。

新年早々の成田エクスプレスは満席で、仕方なく自腹グリーン車。ハナと2週間分の荷物を抱えて席に向かう途中、近くに座っている子供がビスコを食べていた。あ、私もビスコ食べたい --- ビスコ食べたい。ビスコ食べたい。ビスコ食べたい!!!

車掌さんみたいな女性が来ておしぼりをくれる。
「すみません、あの、ビスコは子供だけの特典ですか?」
「???????」
「後ろの子供がビスコ持ってますけど。。。」
「???????」
「あの。。。お客様がお持ち込みになっていると思います」

そうですよね。よくというか普通に考えるとそうですよね。でもそうなるとビスコでアタマがいっぱいで、ハナを預けて珍しく時間があったというのに空港でフライトまで仕事もせずにビスコを探し続けた。コンビニ行ったり、ファミレスみたいなののレジに売ってないかと我ながらよくひらめいたと思ったり。ビスコ売ってないですか、ビスコ売ってないですか、ビスコ売ってないですか。。。

結局買えないまま飛行機に乗ると、もうビスコ以外食べたくなくて、機内食が来て、ごちそうさんの杏ちゃんみたいなCAが、「AとB、どちらがよろしいですか」「今日はいりません」。本当に杏ちゃんみたいで「長時間なんでお腹がすいてしまいますよ」「どちらか少しだけでも食べませんか」「本当にいらないんです・・・」

途中気を使った杏ちゃんが、パンとかおつまみとか色々持って来てくれるんだけど、「本当にいらないの・・・」。当面の重責に珍しくここのところナーバスになっていたこともあって、ビスコが食べられない私は世界で一番可愛そうな女の子に思えていた。あー、シャンパンもお寿司も好きなときに食べたり飲んだりできるのに、どうしてビスコを一切れ食べられないんだろう。。。と思って本当に泣いた。配布資料を機内で作る予定だったのに、ビスコが食べれないから作れない。

空港について同僚や同業者の皆さんに会うと、私はちゃんとした大人に戻る。ビスコのことも「ビスコでアタマがいっぱいなの」とかなり面白い話に仕立てて場を盛り上げられる。オレオでどうかと言って来たひとに軽く殺意を感じたことも絶対に見せない(チョコレート嫌いだし)。でも東京に帰れば食べられる、とも思えない。一秒でも早く、ビスコが食べたい。仕事が始まるとビスコを探す時間はなくなる。ビスコのせいでいつもの5倍くらい時間がかかって資料ができた。

こういう現象は昔から多少あった。あまり自覚がなかったけど最近、普段の自分との落差が激しくなってきて自意識が出て来た。若いときはそもそもわがままだったからそれにまぶされていたとも言える。

心理学者とかに分析してほしいくらいなんだけど、子供がデパートで足をばたばたさせて騒ぐようなどうしようもなく今その場で解決したいわがままを誰かにぶつけて解決して気を済ませたいか、自分で解決して達成感を味わいたいかどちらかなのだ。解決するとなんだかなかったことのようになってしまう。

仕事は好きでやっている。会社も社長も大好きだし、休みたいなんて思っていない。やれと言われたことはハイハイとやっているつもり。でも仕事をしている時間がとても長い。若手の頃はわがままも言えたし自分がどうしたいとも言ったりしていたけど、最近は自他ともに認識するベテランだ。自分の意志や判断でなにかを決めることがあっても、自分の気持ちや好き嫌いで仕事をすることはない。まー、違うんじゃないかと思っても、若手がそうしたいというならサポートする。そして広報という仕事は、自分がどう思うかを話すことはまずない(私はない)。会社や経営者を代弁しているだけで、個人的にどうかという話をする仕事ではない。友人と話すときもこの年になると仕事の話が多い分、多少慎重だ。嫁に行っていないばかりに、親といるときも親が期待する娘であるよう一応頑張る。で、普段はそれが苦痛ではない。普通にそうしているしストレスになっている様子もない。でもなにかの瞬間に突然他の自分が出てしまう。

一緒にお仕事をしたみなさん、仕事上のわがままはすみません。でもそれは私個人のわがままではないです。なにか必要とされている結果のために必要だったお願いごとです。飲み屋の皆さん、メニューにないものを色々言ってすみませんでした。でもカレー屋でお寿司出してくれとは言ったことはありません。できるかまず聞いて、できるというので出してもらいました。お金も払いました。嫌だったら嫌だと言ってください。ハナと一緒に遊んでくれている皆さんもありがとうございます。しかし私一人ですと力不足というか、ハナがいたほうが皆さん楽しいのではないかと思っております。

なので、なので、たまには後先考えずに私も私がどうしたいって言いたい。翌朝起きなくていい日くらい、夜中のテレカンやらハナの散歩やら戸締まりやら火の元やら気にしないで飲んでぐーたら寝たい、ハナの散歩もこんなに楽しいけどぐいぐいと引っ張られずにたまには自分が歩きたいように歩きたい、朝起きたら美容と健康ないことにして美味しい珈琲をがぶがぶ飲みたい、きれいなところにのんびり旅行に行きたい。言いたい放題言いたいー。

で、ビスコが食べたい。あまりの忙しさに一瞬忘れてたんだけど、期間限定のいちごクリーム味のビスコがあるらしいと余計なことを教えてくれた人がいて、再燃。早く帰らないとなくなると思ってあせっている。期間限定ってどのくらい期間限定なんだろう。

いちごビスコ食べたいー。いちごビスコが食べたいー。いちごビスコが食べたいー。


2014年1月2日木曜日

星に願いを


2014年元旦の美しく晴れた青い空を見ながら、数日前に見た満点の星空を思い出していました。

やっとこさ休みだというのに、朝早くから新幹線、ローカル線、タクシー、小型船を乗り継いで小さな島へ。途中、新幹線の車窓から富士山がきれいに見えて、美味しい駅弁を食べて、エキナカのドトールが何気に美味しくて、ローカル線の鉄子気分が楽しくて、タクシーの運転手さんが妙におしゃべりで可笑しくて、島に着いて、世界一美味しいうどんを食べて、奇跡的にその小さな島にある多数の世界的なアートに感動して、夜になって、夜道を散歩しながら空を見上げたら、見たこともない、すごいときれいくらいしか言葉が出てこないほどの星空がありました。その日1日にあったこんなに多くの小さな感動の積み重ねは、星空一発がバサっと上書きしてしまいました。その日1日は、どんな日だったかというと、「色々あったけど、星空がきれいだった」日でした。

昔、アフリカで日の出を見たときのことを思い出しました。太陽は空にぽっかり浮かんでいるようなイメージだったのが、そこでは太陽は地平線から生えてくるように音を立てて登場しました。アフリカではライオンの交尾を見たり、象の大群を見たり、いろんなことがあったのだけど、その旅はどんな旅だったかというと、「太陽がすごかった」旅でした。

改めて気づいたのは、空ほど私に大きな感動や解決を与えてくれるものはありません。日の出を見て少し敬虔な気持ちになったり、青く晴れ渡った空は単純に気持ちを晴れやかにしてくれたり、赤々とした夕日は逆に気持ちを静かにしてくれて、満月は興奮する人もいるかもしれないけど、私は満ち足りた豊かな気持ちになる気がします。空を見ると、アタマは解決していなかったとしても、気持ちの面では多くのことが解決します。ウチの大ボスが常々、太陽は宇宙で一番大きなエネルギーで人間はこれを使わない手はない、と言っているのですが、それはインフラとしてのエネルギーだけでなく、生きるエネルギーということにもつながるのかもしれません(と本人から聞いたことはないけど)。

夜中にこっそり抜け出して、もう一度外に出て満天の星空をあおぎました。迷ったり、辛かったり、悩んだりしたら、空を見ればよいのだと確信したのでした。そして一曲

2014年も、よい年になりますように。